ヘル・ウルフ |
名称:ヘル・ウルフ 形式:AHK-56 可変戦闘ヘリ型MMS コトブキヤ製戦闘ヘリ「ヘル・ドッグ」をベースにカタリナ社が開発した 世界初の本格的な戦闘ヘリコプター型MMSで、その後登場する各MMSメーカーの ヘリコプ ター型MMSに大きな影響を与えた。 最初から戦闘を目的に開発されており主に機関砲やロケット弾・対戦車ミサイルなどの 対地攻撃兵器を装備し 自衛用対空装備として短距離空対空ミサイルを搭載することも可能であり。 また可変能力を有する他、移動する際にコンパクトにローターや武装類を収納することが可能。 カタリナ社は新型空中火力支援システム(AAFSS)計画を立案し、地上支援、対ゲリラ戦仕様に特化した まったく新しい形の武装神姫の開発研究を進めていた。 その中で現実に運用されている戦闘ヘリの運用データと設計を元に開発されたのが本機である。 本武装神姫は正面から見ると極端に縦に細い胴体が新規に設計されている。 また、胴体中央部に4基のパイロンを有するスタブ・ウィングが取り付けられ、これ自体が 高速時にある程度の揚力を発生させることで、機動性向上にも寄与していた。 しかもスタブ・ウィングの下のパイロンには、ロケット・ポッドとミサイルを設置することができる。 また機首には可動式ガトリング砲を標準装備することで、多方面への攻撃性を増している他、 神姫の碗部と脚部にもそれぞれショットガンとガトリング砲を搭載し、 あらゆる方向への敵に対して掃射できるように設計されていた。 本機体は最前線で活動できるように計画され、夜間の作戦や悪天候時にも対応できるよう考慮された 設計であり、その火器管制システム(FCS)は目標捕捉・指示照 準装置(TADS)と MMS用暗視装置(PNVS)を中心に構成される。 TADSは支援AI用の機器で、機首下に装備される。 TADSの左側には目視光学標準器(DVO)、TVセンサー、レーザー・スポット・トラッカーと レーザー・デジグネーターが搭載され、右側には夜間戦闘用の前方監視赤外線装置(FLIR)が備わる。 このTADSは、MMSのヘルメットと連動、自由に旋回させる事が可能である。 また、このTADSによる各種の映像は、MMSのヘルメット・ディスプレイやヘッド・ダウン・サイトに表示される。 神姫はこれを操作し目標の捜索を行い、発見後にTADSをその目標に捕捉させれば、その後は自動で 支援AIが目標を追尾する。 武装:機首下に搭載された0.3mmM230チェーンガン、ロケット弾と空対地ミサイルまたショットガンと ガトリング砲を装備している。 搭載弾数は最大1,200発で、最大射程は約3,0mである。 砲身は上方11°、下方60°、左右各100°まで旋回可能で、前述の通り照準はガナーのTADSを用いる。 また、胴体側面に備わるスタブウイングの牽下パイロンにロケット弾、空対地ミサイルの双方、 もしくは片方を搭載する。 TOWの様に有線誘導ではないため、誘導のためのレーザー照射は、前述したレーザー・デジグネーターに よって行われるが、発射と同時に退避行動に移ることができる。 また、発射後にロックオンを行うこともできるため、母機を敵に全く姿を曝さないままでの発射もできる。 ただし、レーザー・デジグネーターが一台のみの場合は数秒の発射間隔をおく必要がある。 また、この多彩な発射モード故に、ガナーへの負担も大きい。 ロケット弾はミサイルを搭載しない場合は、より多く搭載できる。 また追加武装として空対空ミサイルを搭載できる。 これらの重装備・重装甲から空飛ぶ戦車と評されることもある。 強力な戦闘ヘリ型MMSとして開発された本機は、 バトルロンドでは鈍純な装甲神姫や接近戦に特化したMMSに対して猛威を振るった。 しかしその反面航空神姫に対して脆弱であり、 多くのエネルギーを消耗するため戦闘行動時間が短いなどの欠点を有する。 主兵装:0.3mmM230チェーンガン 1門 ZAL0.76mmガトリング砲 2門 対地ロケット弾 24発 空対地ミサイル 8発 P・A・Rショットガン 2門 チャフフレアポッド 1門
オーナー:カタリナ・リナさん
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