ひなた




 名称:ひなた
 型式:悪魔型MMS ストラーフ
 性格:沈黙の背後霊。
     気がつくといつの間にか背後にいて、メッチャ見てる。
     とにかく喋らない。
     戦闘(ゲーム)参加時に使用する神姫の電脳からの直接通信では、事細かく状況説明し
     さらにはどうがんばっても笑えないジョークまで飛ばして延々としゃべりまくっているのに、
     実際のその口から発せられる声を聞く確立はキリンのそれに等しい。

 武装:開発コード『DEAD-EYE』。
     通常のストラーフ武装に追加装甲と戦車砲を組み込んだ重武装。
     軽装格闘型の少し後ろに付き砲撃支援するのが主な目的だが
     場合によって軽装格闘型の盾になる為、最前列に出ることもある。

     主砲のある右肩フレーム上に光学式の射撃支援システムを搭載し、中〜長距離の精密射撃能力を持つ。
     主砲を持つ右副腕の各関節部には通常の物より解像度を落としたキャリブレーション用のデジタルエンコーダと
     同軸に高精度のアナログポテンショメータが組み込まれており
     射撃支援システムを介して神姫側のデジタルインターフェースと接続されている。
     環境センサーからの情報と光学センサーからの目標の状態情報を処理して射撃偏差を割り出し
     神姫本体からの副腕操作信号に上乗せして副腕を作動させる構造上
     どうしても神姫本体に若干の違和感を与えてしまうが
     『ひなた』曰く
     「指差す所に弾が吸い込まれていくような感覚」
     は何物にも代えがたいらしい。

     射撃支援システムが被弾等で使用不能になった場合には即バイパス回路が接続されるが、
     A/Dコンバータは外せない為、違和感だけが残ってしまう。
     射撃支援システムの光学センサーで捕らえた画像は、神姫の電脳の視覚野にオーバーレイ表示され
     射撃能力のほか望遠・暗視能力も提供する。
     光学センサーと平行してレーザー照射装置があり目標データ取得のほかレーザー誘導兵器が使用可能。
     後端のアンテナはデータ通信用。
     ECMアンテナは右肩のアナログ回路部への影響を最小限にする為、左肩の追加シールド部にある。

     踵部分にトレーリングアームで懸架された走行用のウィールを搭載。
     肩追加フレーム内の大出力バッテリーとインウィールモーターで単独での高速展開が可能。
     腰部分にジャンプ用メインロケット、脚部に市販のブースターを装備し重量級ながらごく短時間の飛行が可能。
     高低差をクリアしたり泥濘からの脱出に使用できるが、平面機動の瞬間的な加速に使われることが多い。
     両肩と脚部には重機関砲クラスの攻撃をなんとかしのげる程度の装甲が追加されている。
     対装甲用の砲弾やミサイルの直撃を受ければ、どの道ただでは居られないとの判断から、
     装甲を軽くした機動力とECMでそれらを回避することを重視している。
     両肩部の追加装甲は全体の重量バランスや主砲取り回しの関係で左右非対称なうえに大きさも小さいが
     副腕肩フレームの動きに伴い大きく前方に回りこんで神姫素体の大部分をカバーでき
     サバイバビリティを向上させている。

     右副腕に持つ主砲は2.5mm滑腔砲『DISINTEGRATOR』。
     使用する砲弾は一般的な神姫用の弾薬より大型で射撃時に発生する大きな反動を受け止める為に
     本体後部に大型のアブソーバを設けている。
     装填数は1発。
     中折れ式で素体側の手によって装填を行う。
     チャンバー左側のレバーは、万が一装薬の異常燃焼等でチャンバー内に薬莢が引っかかってしまった場合に
     強制排除させる為の物。
     主に使用する弾種はAPFSDS(装弾筒付き有翼徹甲弾)。
     極近距離で支援砲撃を行う際には弾体から切り離された装弾筒が味方に当たる危険性があるので
     装弾筒のないAPC(被帽徹甲弾)も数発携行する。

     左肩には射撃支援システムと連動した9連多目的ランチャーを2基搭載。
     ランチャー基部には簡素な対空追跡レーダーとIFF装置を内蔵。
     慣性誘導用のデータ等をミサイルと送受信できるデータバスがあり、同一規格サイズの
     IRパッシブ誘導対空ミサイル・SAL(セミアクティブレーザー)誘導対装甲ミサイル・無誘導ロケット弾
     のいずれかを各シリンダーに選択搭載できる。
     通常は自衛用にIRパッシブ誘導対空ミサイル2〜4発と残りのシリンダーには攻撃開始直後の面制圧目的に
     発射するHE(高性能炸薬)やフレシェット弾頭の無誘導ロケット弾を積んでいることが多い。

     右太ももの拡張スペーサーに自衛用の0.5mmライフルを携行。
     主砲を扱う際に邪魔にならないコンパクトさと、超精密砲撃の本射撃前の弾道確認に使える精度の
     両立を得るためブルパップ方式を採用。
     弾頭にはすべてトレーサーが仕込まれている。

     白兵戦用の武器には市販のブレードを携行。
     前述の通り副腕は射撃用に特化されており、違和感の残る状態では素早い反応速度を得るのが難しい為、
     素体側の手で扱えるサイズのものを選択している。
オーナー:ぬらりひょんさん